海中清掃 2025年

11月の海中清掃

海中清掃は毎年一回は行うことになっています。今年も忙しい季節が終盤に入り、ダイバーが集まれる季節になりました。

そこですかさず海中清掃を実施。

潜水士資格があり、今日が休みになっているダイバーたちが集まってくれました。

三回のダイビングでどれだけのゴミが集まるでしょうか。

マリンレイク

マリンレイクはファンダイビングでも大変人気があるポイントです。

最大水深が15m程度で洞窟部分が50m以上あり、落盤によって天井のところどころから陽が差し込んでいます。洞窟の終点では浮上することができ、そこは小さな池になっています。

おそらく、この浅めであること、洞窟の終点が解放されておりうねりが洞窟内まで伝わりやすいことなどが、プラスチックのような軽いゴミを奥へ奥へと押し進めてしまうのではないでしょうか。

ダイバーたちは天井を中心にゴミの回収を行なうことになります。メッシュバッグを持ったスパイダーマンのようです。

ゴミの写真に写っているタイヤはこの洞窟の奥の水底で見つかりました。

一ノ瀬ホール

一ノ瀬ホールは最大水深が30mほどになる巨大な水中ドームです。

このドームは奥に行くと水深の浅い場所があり、この浅場の天井周りが次のターゲットです。今日は透明度が良く、午前中の斜めに差し込んでくる光がとても美しく、すでにカメラマンが何人も潜っていました。

清掃班もダイビング好きばかりですから、掃除も楽しいダイビングです。自分とゴミのことだけに集中できるので、普段の業務より気楽で解放されているのかもしれません。

この洞窟のゴミはマリンレイクより少なかった。

中の島チャネル周辺

秋冬のダイビングポイントでおそらく最も多くのダイバーが訪れる場所が中の島チャネルでしょう。

完全な洞窟部分は少なく、天井が解放されたチャネルが複雑に走り、まるで迷路を通っているかのようなポイントです。この水底に転がっているペットボトルを拾い集めようというのが3本目の目的です。

潜水ツアールートを俯瞰で見ながら、落ちているペットボトルや砂に埋まっているペットボトルを探します。しかし、ルート内にはほとんどペットボトルはありませんでした。ここを訪れるダイバーたちがペットボトルを見つけるたびに拾ってくれているのでしょう。うれしいことです。

しかし、ルートからちょと離れた砂にはまだまだペットボトルが埋まっていたようで、清掃班のメンバーの中にはたくさん回収してきたダイバーもいました。

穏やかで青空広がるお掃除日和でした。